「食育」は、「食べること」への興味から・・・
食育とは、様々な経験を通じて「食」に関する知識を習得し、健康的な生活を送れる人間を育てることを指します。
また、食育は「生きる上での基本」とされ、人間の心身が健やかに成長するための土台となります。
おだんごおいしいね!
中秋の名月にちなみ、3時のおやつに「おだんご」が提供されました。
おだんごにつけるのは・・・
「きなこ」です。
このきなこは、大豆を炒って、すり鉢やミルサーで子ども達が手作りしたものです。
では、少しその様子を覗いてみましょう。
鍋で大豆を炒っています。不思議そうに眺める子ども達・・・
炒った大豆をすり鉢で潰しています。
地道な作業ですが、香ばしい香りに、「いいにおい~^^」と言いながら、スリスリスリスリ♪
粒が粉になっていく様子を楽しんでいます。
こちらはミルサーできなこを作成中です。
一瞬で粉になる様子を見て、「おお~っ!」と声が漏れていましたよ。
さて、すり鉢でもミルサーでも同じきなこができましたが・・・
子ども達なりに「発見」があったようです。
①すり鉢だと香りが強い。
②ミルサーだと速く潰すことができる。
と気づきがありました。
子ども達の観察力はさすがですね。
そして、ついに完成!きなこができました!
早速おやつでいただきます!
手作りきなこで食べるおだんごは格別のようですね^^
ピースサインでにっこり。
おいしい笑顔がたくさん見られました。
きなこは、保育園ではおなじみの食材で、おだんごの他、マカロニきなこ、きなこマフィンなどに使用され、子ども達にも人気の食材です。
いろいろなシーンで登場するきなこですが、今回は、「大豆を炒る」ところから挑戦しました。
行程だけでなく、「素材が変化する」様子を見て、感じることや気づきがあり、「学び」にもつながりました。
サバをさばく!?
普段、私たちが食べている「魚」は、どんなふうに調理されているの?
栄養士が魚をさばく様子を見つめる子ども達。
魚の種類や名前、「おなかのなかはどうなってる?」などの疑問や、身や骨の付き方、匂いなど、お互いに感想を伝え合う姿がありました。
栄養士の話をみんな真剣に聞いていました。
三枚におろしたサバです✨
きびなごの手開き体験
小さいお魚「きびなご」は、手開きしました。
開き方を聞き、実際にさくらぐみとももぐみの子ども達が体験しました。
初めてのことばかりでしたが、一人ひとりが興味を示し、じっくり取り組んでいました。
さくらぐみの子ども達は、小さいクラスに見せてあげるなど、大きい子が先生となり、ここでも「食育」が行われていました。
みんなが興味津々の「魚の解体体験」
・・実はこの日の食育体験は、買い物から始まっていました。
地域の商店街にみんなで出かけ、お魚がどのように売られているのかなどを知り、そこでお店の方との交流もありました。
たくさん並んでいる魚の中から、サバを選びました。
鮮度を保つため、「発砲スチロールの中を氷で冷やす」ことや、「お金を払って買い物が成立するしくみ」など、体験の中から身をもって知ることがたくさんありました!
「きびなご」は、おまけでいただきました。
うれしいですね^^ ありがとうございました!
お店の方にも大変お世話になりました。
魚屋さんのお仕事風景も見学させていただき、おまけまで・・・
本当にありがとうございました!
大豆からきなこを作り、きなこは大豆でできていること、魚については、さばき方などを知り、実際にさばく体験もしましたが、「食育」だからといって、何か特別な活動をしなければならないということはありません。
食事やおやつの前に、「いただきます」「ごちそうさまでした」などと言えるようになったり、友だちと協力して配膳をすることや、スプーンやお箸を正しく使えるようになることも「食育」といえます。
畑で育てた野菜を観察し、その生長を知り、収穫後、給食やおやつでいただきながら、食に触れる大切さを保育士だけでなく、栄養士や調理員も積極的に関わりながら、子ども達に伝えていきたいと思います。
【番外編】
夏の初め、ほほえみ農園にたくさんのさつまいもを植えました。
苗植えをし、水やり、草むしりに奮闘した子ども達。
太陽の光を浴び、夏の暑さにも負けず、一生懸命お世話をしてきました。
虫たちとの出会いに心をときめかせ、収穫の時をとても楽しみにしています。
さて、食育につながる活動は、未満児クラスにも!
新聞紙を芯にして、むらさき色の画用紙で作っているものは・・?
そう!「さつまいも」です。
0歳児クラスのお友だちも、手作りさつまいもを握ってにっこり(^^)
保育の計画の中に、新聞紙や色画用紙を使って作る「さつまいも」製作があります。
小さいクラスは、まだ畑に行くことはできませんが、絵本を見ながら、さつまいものイメージを膨らませてきました。
「再現あそび」が楽しいお年頃?のひまわりぐみさん。
「うんとこしょー、どっこいしょー♪」と、いもほりのうたのように引っ張って遊ぶのも楽しいだろうなあ・・などと、子ども達の喜ぶ顔を想像しながら、保育士が「つる」をつけてみました。
畑には行けないけれど、みんなでおいもほり気分を楽しみます♪
保育の中には、「食育の要素」も満載です。
この実り多い秋に、「食」への興味が深まるよう、遊びの中で楽しみながら子ども達に伝えていきたいと思います。
10月5日(月)~10日(土)の給食紹介
●10月5日(月)
🍚七分つき米、ちくわの磯辺揚げ、もやしのめかぶ和え、具沢山味噌汁、キウイ
●10月6日(火)
🍚七分つき米、さけのムニエル、さつま芋のサラダ、ジュリアンスープ、柿
●10月7日(水)
🍚七分つき米、八宝菜、野菜のナムル、中華スープ、バナナ
●10月8日(木)
🍚七分つき米、千草焼き、ブロッコリーのおかか和え、人参と小松菜のすまし汁、りんご
●10月9日(金)
🥐ロールパン、秋野菜のシチュー、大豆とひじきのサラダ、牛乳
●10月10日(土)
🍚七分つき米、回鍋肉、さつま芋の天ぷら、豆腐とえのきの味噌汁、バナナ
今週もおいしくいただきました。
「ごはん」もモリモリ。
バケツで育てているお米も、もうそろそろ収穫になります。
こちらも楽しみにしている子ども達です。
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